ストレス社会と戦うOL

生き辛いから生きるのをラクに。強いメンタルを目指します。

仕事が遅いと言われる人。完璧主義者は仕事ができない?

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こんにちは!モアイです。

仕事ができない人っていますよね。
その中で、私が感じる一番困る人は、「完璧主義者」です。
一見すごい人のことのように思いますが、仕事をスムーズに進めるためには、完璧主義な性格はなかなか厄介です。

もし、あなたが仕事が遅いと悩んでいる場合、こちらの特徴に当てはまりませんか?

  • 先輩や上司に絶対に指摘されたくない
  • 他人の評価が気になる、すごい人って思われたい

少なからず誰でも当てはまると思うのですが、仕事が遅い人は、これにこだわりすぎるところがあるのです。
こだわりを捨てて、もう少し楽な気持ちで仕事をしてみましょう。
すると、仕事もスムーズにいきますし、ストレスも軽減されます。

 

 

先輩や上司に絶対に指摘されたくない

指摘されたくないから完璧を目指す

当然、誰だって指摘されたくはないのですが、例えば資料を作成する際、見直し・手直しを繰り返し繰り返し行っていませんか?
見直しは大事です。
見直しをせずに資料を提出すると、先輩上司からの直しが入ってしまいます。
その直しが多すぎると、ミスが多いヤツだと認識されてしまいます。
もちろんそれは良くないので、見直し自体は必要なのですが、見直すポイントを絞ることが重要です。
資料作りであれば、まずは誤字脱字、文章がおかしくないか、論点がずれていないか等、ポイントを絞った見直しをしてください。
そこまでやって、「一旦」先輩上司に見てもらうのです。

恐らく、先輩上司に絶対に注意されたくない人は、念には念を入れて見直しをしていると思います。

果たして、それは必要でしょうか?

念には念を。その時間は実はムダ?

念には念を入れることは素晴らしいことですが、それには時間がかかります。
先輩や上司からの修正が入らない完璧な資料を目指す人は、自分が思う完成までに、相当な時間を費やすことになるのです。
仕事には、大抵納期や締め切りという、時間の制約があります。
限られた時間の中で、最大限のパフォーマンスをする必要があるのです。
となると、時間をかけて(自分なりに)完璧な資料を完成させて、そこから先輩や上司に見てもらうとして、まあきっと修正が入ります。どうせ修正が入るのです。
そうなると、まあまあの状態でさっさと見てもらい、さっと修正したほうが効率が良いのです。
それに、先輩や上司は部下の指導をするのが仕事ですので、修正が入るのは当然のことなのです。
しっかり考えて見てくれている証拠です。なので、むしろ指摘がないほうが不安になります。私は。

したがって、
資料を作る→ポイントを絞って見直す→一旦提出!

これが資料作成の最短ルートです。

また、資料作成を指示した上司によって、または資料を使う場面によって、どのくらいの完成度のものが欲しいか異なります。
常に完成度100%のものが必要かというと、そうではありません。
ちょっと小腹が空いた時に、フレンチフルコースはいらないですよね。
逆に、お祝いしたい時にコンビニご飯は何か違いますよね。
この最短ルートを繰り返していると、求められている完成度のパターンがわかってくるのです。

仕事はひとりでやりきるものではない

また、100%完璧!何も文句は言わせません!という状態で資料を提出したのにもかかわらず、修正が入った場合、時間と労力をかけた分、ショックが大きくなります。
量が多い、とせっかく作った資料を削られた日にはもう、しばらく立ち直れません。
70%パワーの資料をさっと作って提出します。OKがもらえたらラッキー!くらいの気持ちで。
するとどうでしょう。修正が入ってもそこまでダメージはありません。
もしOKがもらえたら、あなたが70%として作ったその資料、それが完成形なのです。
残りの(あなたが思う)30%に、無駄な時間と労力を費やさずに済んだのです。
また、もし指示された内容と方向性が間違っていた場合、時間をそれほど無駄にせずに軌道修正することができるのです。
頑張って100%の完成後に、ちょっと思っていた方向性と違うなあ、なんてことになると誰も得をしません。
あなたがしんどいだけです。

とにかく、自分ひとりで完全体を作ろうなんて思わないことです。

 

他人の評価が気になる、すごい人って思われたい

完璧を目指すメリット

誰もが多少は「仕事ができる人、頼れる人」って思われたいものです。
しかし、過度に気にしすぎるのも、仕事の能率を下げることに繋がるのです。
あなたが仕事を完璧にしたいその理由は何ですか?
完璧にできる人、完璧な人、そう思われたいからではないでしょうか。
そして、完璧な人に思われたい理由は何ですか?
自分の仕事内容に自信がないからではありませんか?
完璧主義者は、自分に自信がないことが多いです。
自信がないから、ミスだけはしたくない、指摘を受けないようにしなくちゃ、そう思うことによって、完璧を目指そうとするのです。

しかし、それを続けて何かいいことはあるのでしょうか。

まず、自分にとってです。完璧を目指すことは大変です。
大変なので、しんどいです。しんどいと嫌になります。そんな悪循環が生まれます。
仕事が大好きな人。それはきっと少数派でしょう。
大多数の人は、少なからず早く帰りたいな〜と思いながら仕事をしています。
そこで考えるのは、自分にとってストレスにならない働き方をすることです。
では、完璧を目指すことで、結果仕事が辛くなって、ストレスになる。
それは自分にとって何も良いことはないですよね。

次に、会社にとってどうか考えてみます。
会社員と呼ばれる人間は、所詮、組織のひとりに過ぎません。
もちろん、自分ができることを最大限にやる。それは仕事をする上での大前提なのですが、あなたが一つミスをする、指摘を受ける、それによって会社には大きな影響はあるでしょうか。
あなたが一つミスをする、指摘を受ける。じゃあ直せばいいのです。同じミスを繰り返さなければいい。それだけの話です。
しかし、完璧を目指してあなたの時間と労力を費やしすぎることはどうでしょう。
あなたの時間はあなたのものですが、仕事をしているあなたの時間は、会社の時間でもあるのです。
それを無駄にする、無駄は言い過ぎかもしれませんが、完璧主義者の仕事は生産性が低いのです。
それが積もり積もれば、会社へのダメージとなります。あなたを雇うのにも費用がかかってますから。

完璧にしたい。その目的は?

「他人の評価が気になる、すごい人って思われたい」、そうして完璧を目指す人は、仕事をするにあたっての目的がずれてしまっています。
自分が褒められたい。その目的のために、仕事の生産性を低下させてしまっているのです。
せっかく良い評価を受けたいがために完璧を目指しているのに、結局あなたが受ける評価は「仕事が遅い人」なのです。

 

完璧主義を治そう。でも慣れるまでは難しい

完璧主義者の仕事は遅いです。
完璧主義を改める方が、自分にとっても会社にとっても良いことです。
しかし、これは自分が持って生まれた性分であるため、治すには努力が必要です。
よく聞く「ほどほど」や「適当に」の感覚を掴むのは大変ですが、ここは少し考え方を変えるよう意識して見ましょう。
感覚に慣れるまでは大変ですが、徐々に掴んでいきましょう!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!